<Header>
<Author: 白居易>
<Title: 夜聞歌者 宿鄂州>
<Format: 五言古詩>
<Year: 1964>
<BookName: 漢詩大系  白樂天>
<Translator: 田中克己>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 夜（よる）、歌（うた）ふ者（もの）を聞（き）く　鄂州（がくしう）に宿（しゅく）す>
<BookPage: 246-247>
<UsedPage: 2>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
夜泊鸚鵡洲，
江月秋澄澈。
鄰船有歌者，
發詞堪愁絕。
歌罷繼以泣，
泣聲通復咽。
尋聲見其人，
有婦顏如雪。
獨倚帆檣立，
娉婷十七八。
夜淚如真珠，
雙雙墮明月。
借問誰家婦，
歌泣何淒切。
一問一霑襟，
低眉終不說。
<End Poem>
<Translation>
夜、鸚鵡洲に舟をとめた、秋の大川にうつる月は澄みきっていた。
隣の舟で歌をうたう者がある、その調べがはじめからいかにも悲しげである。
うたいおわると泣きだした、泣きごえはよくきこえたがむせび泣きもする。
その声をたどって行ってみると、雪のように色の白い婦人だった。 ひとりで帆ばしらにもたれていた、きれいで、年も十七、八だ。
夜目にもこぼす涙は真珠そっくりで、二すじになって月光の中をおちている。
「おたずねしてみるが、どこの奥さまです、お歌もお泣きになるごようすもどうしてそんなにひどいのです。」 
ひとこと問えばひとつぶ涙をおとし、うつむいてとうとうわけをいわなかった。
<End Translation>
<Formatted Translation>
夜、鸚鵡洲に舟をとめた、秋の大川にうつる月は澄みきっていた。
隣の舟で歌をうたう者がある、その調べがはじめからいかにも悲しげである。
うたいおわると泣きだした、泣きごえはよくきこえたがむせび泣きもする。
その声をたどって行ってみると、雪のように色の白い婦人だった。 ひとりで帆ばしらにもたれていた、きれいで、年も十七、八だ。
夜目にもこぼす涙は真珠そっくりで、二すじになって月光の中をおちている。
「おたずねしてみるが、どこの奥さまです、お歌もお泣きになるごようすもどうしてそんなにひどいのです。」 
ひとこと問えばひとつぶ涙をおとし、うつむいてとうとうわけをいわなかった。
<End Formatted Translation>